国指定史跡 / 1994 京都府最大の円墳

市民の手で
まもってきた、
由良川の王の丘。

綾部市私市町にねむる私市円山古墳は、約1600年前に由良川中流域を治めた王の墓。道路工事で消えるはずだったこの丘を、地域の人々が葺石を持ち寄り守りぬきました。私市円山古墳を守る会は、その丘を清掃し、見守り、次の世代へつないでいます。

0 — 20m
70m
墳丘 直径 / DIAMETER
10m
墳丘 高さ / HEIGHT
5C
5世紀中頃 築造 / CIRCA
6,500
市民が拠出した葺石 / STONES
FESTIVAL / ONCE A YEAR
11.3毎年・文化の日
時間10:00–14:00
会場私市円山古墳公園

私市円山古墳まつり

墳頂と麓の広場を会場に、地域あげてひらかれる秋のまつりです。ステージ演奏、地元自治会による屋台村、子ども向けの「墳頂宝さがし」などでにぎわい、当日はJR綾部駅などから無料シャトルバスも運行します。私市円山古墳を守る会も、運営に協力しています。

次回の開催

2026年11月3日(火・祝)/ 詳細は毎年秋に発表

[ 今年のプログラム・チラシのリンクをここに ]

※プログラムは年によって変わります。最新情報は綾部市観光協会(TEL 0773-42-9550)でもご確認いただけます。

01

私市円山古墳とは

About the kofun

福知山盆地のほぼ中央、由良川にそそぐ犀川と相良川にはさまれた丘陵の南端に、私市円山古墳はあります。古墳時代中期・5世紀中頃に築かれた大型の円墳で、直径約70メートル・高さ約10メートル。京都府下の円墳としては最大規模です。

墳丘は三段に築成され、斜面には由良川から運ばれた河原石が葺石として一面に敷きつめられました。一段目と二段目の平坦面には円筒埴輪が列をなしてめぐり、朝顔形埴輪も交じります。南東には方形の造り出しが張り出します。

墳頂の木棺からは短甲・冑・鉄刀・鉄鏃などの武具や農工具、鏡・玉類が、周辺の埋葬施設からは金箔をはった胡(ころく)が出土し、由良川流域を治めた王の強大な権力を今に伝えています。標高94メートルの頂からは、綾部・福知山の市街をふくむ由良川中流域がほぼ一望できます。

COLUMN / BACKGROUND

5世紀って、どんな時代?

私市円山古墳が築かれた5世紀半ばは、「巨大古墳の時代」でした。近畿では大仙陵(伝・仁徳天皇陵)など史上最大の前方後円墳が次々に築かれ、ヤマト王権が大きく力を伸ばします。倭の五王が中国の南朝へ使者を送り、朝鮮半島を介して鉄・須恵器・馬具・帯金式甲冑といった先端の品々が、列島へ流れ込みました。

由良川の中流域には千基をこえる古墳があり、その頂点に立つのがこの私市円山古墳です。木棺からは短甲・衝角付冑・鉄刀、そして金箔を貼った胡籙(やなぐい)が出土しました。いずれも、ヤマトとつながった「由良川の王」の威信を示す品。丘の頂からは綾部・福知山の盆地が一望でき、王はこの眺めとともに葬られました。

02

守る会の活動

What we do

清掃・草刈り

墳丘や園路の草刈り、落ち葉やゴミの清掃を定期的に行い、史跡公園を気持ちよく訪れられる状態に保ちます。

見守り・点検

葺石のずれや墳丘の崩れ、排水の異常などを見回り、気づいたことを綾部市の文化財担当へつなぎます。

古墳まつりへの協力

毎年11月3日に古墳公園でひらかれる「私市円山古墳まつり」の運営に、地元自治会とともに参加・協力します。

学習会・ガイド

子どもや市外からの来訪者に向けた現地ガイドや学習会をひらき、この丘の成り立ちと、守られてきた歴史を伝えます。

03

守られてきた、あゆみ

How it was saved
1988

道路工事の事前調査で発見

舞鶴若狭自動車道の建設にともなう調査で、それまで知られていなかった大型円墳の存在が明らかに。当初は調査後に削平される予定でした。

1989

古墳を避けて高速道路が建設される

市民・学術団体・行政から保存を望む声が高まり、道路公団・京都府・綾部市が合意。古墳を傷つけないよう、ルートと工法を変更して建設が進められ、墳丘はまるごと残されました。

1991

市民の「葺石拠出運動」

整備促進協議会が発足し、市民の手で全葺石の約1割にあたる約6,500個の河原石が集められました。守る営みの原点です。

1993

私市円山古墳公園として開園

葺石が敷き直され、円筒埴輪のレプリカが並び、広場やあずまやを備えた史跡公園として、当時の姿に復元・開園しました。

1994

国の史跡に指定

保護・整備・活用を行政と市民が共同で進めた史跡として全国に知られる存在に。出土品も2004年に京都府指定文化財となりました。

2014

豪雨被害、そして見守りへ

京都府北部を襲った豪雨で墳丘北西側の中腹が幅10メートルにわたり崩落。災害は他人事ではないと、日々の見守りの大切さが改めて確かめられました。

04

アクセス・公園案内

Access

所在地

ADDRESS京都府綾部市私市町円山8-2
私市円山古墳公園

PARKING無料駐車場あり(乗用車約100台・大型バス可)

行き方

BUSJR綾部駅から「あやバス」西坂線で「湯殿(私市円山古墳公園前)」下車、徒歩約5分。

CAR舞鶴若狭自動車道 福知山IC・綾部ICから車で約20分。

見どころ

墳頂までは駐車場から徒歩約10分。三段に復元された墳丘、敷きつめられた葺石、円筒埴輪の列、そして由良川中流域を見わたす眺望が楽しめます。

公園に関するお問い合わせ

史跡・公園そのものについては綾部市にお問い合わせください。

CITY OF AYABE綾部市 社会教育課 文化財担当
TEL 0773-43-1366

SUPPORT / COOPERATION GIFT

活動を支える

私たちの活動は、草刈り機の燃料や用具、古墳まつりの運営など、ささやかな費用でなりたっています。趣旨にご賛同いただける方は、協力金という形で活動を支えていただけます。金額の大小は問いません。いただいたお気持ちは、丘の手入れと保存のために使わせていただきます。

QRコードを読み取るか、スマホではボタンからどうぞ。

協力金QRコード
準備中
準備中

受け取り方法は準備中です。整いしだい、用具・燃料・まつり運営に使わせていただきます(金額は問いません)。

この丘を、いっしょに
守りませんか。

難しい知識や道具は要りません。月に一度の草刈りに半日だけ加わる、まつりの日に手を貸す——できる範囲での参加を歓迎します。古墳が好きな方、地域に関わってみたい方、まずは一度のぞいてみてください。右のフォームからお気軽にどうぞ。

活動エリア綾部市・私市円山古墳公園
活動日不定期(活動ごとにご案内)
会費無料
CONTACT / お問い合わせ

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